JO25567

JO25567試験(EGFR変異肺がんに対するerlotinib ± bevacizumabの比較第2相試験)の長期生存の結果がEMA(European Medicines Agency)への申請書にでているのを教えてもらいました。2016年に結果は出ていたのに学会発表も論文にもなっておらず、肩すかしをくらったような感じです。生存期間中央値は併用群とerlotinib単剤群でそれぞれ48.5ヶ月と48.4ヶ月でした。Kaplan-Meier curveも24ヶ月を超えた時点でほぼ重なっていました。

: Kaplan-Maier curve

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • Bevを使う分だけお金もかかる、有害事象は増える可能性があるのに、効果がないのであれば、今後はTKIにBevを併用する流れにはならなさそうですね。

  • たじま君、いちろう君、コメントをありがとう。EGFR-TKIにBevaを併用するとPFSが延び、長くTKIのpressureがかかっているために(他の耐性機序が出る前に)T790Mが出現しやすくなる(もちろん仮説)。そこでosimertinibを使用するというstrategyはあると思います。OS解析は、PIも知らなかったらしく、今度のESMOで発表するらしい。

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