6月1日のASCO daily newsで、悪性中皮腫に対するCDDP+PEM+/-bevacizumabのphase III試験(IFCT-GFPC-0701 MAPS trial)の結果が公表されていました。median OSは+bevacizumab群で18.82 months (95% CI [15.90, 22.62])、標準群で 16.07 months (95% CI [14.00, 17.93])、hazard ratio [HR] 0.76, 95% CI [0.61, 0.94]; p = 0.0127というpositive resultsでした。median PFSも9.59 monthsと7.48 months (HR 0.61, 95% CI [0.50, 0.75]; p < 0.0001)でした。ただDiscussantのDr. Anna K. Nowakは、このCDDP+PEM+bevacizumabがstandard careになるかどうかは各国のhealth care systemによるcost-effectivenessとreimbursement次第と言っていました。
悪性中皮腫へのbevacizumab
2015年6月3日

コメント
コメント一覧 (3件)
瀧川先生こんにちは。広島県福山市で呼吸器内科に従事しているものです。この結果を外挿して日本でCDDP+PEM+bevacizumabを実地医療で行っても良いでしょうか?適応の問題がありますが、そもそも中皮腫自体適応がある抗がん剤が少ないので倫理的見地からあまり問題がないようにも思うのですが?
追伸です。みな10年以上標準治療が変わらないことにジレンマを感じながらも、①この試験が(大学病院クラスの)selectされた患者を対象にしていること、②cost-effectivenessが問題という点で各国とも直ちに標準治療としておこなうことは難しいという議論だったようですね。済みませんでした。日本でもすぐには難しいですね。
いちろう君 ありがとう。まだ、日本での標準治療としては難しいでしょうが、bevaがある程度効果があるというのが分かっただけでもノイエスです。比較試験はできないでしょうが、selectされた中皮腫でNSCLCにならってCDDP+PEM+Beva -> PEM+Beva維持療法なんていうのもOSは伸びそうです。