須田隆文先生は、①PM/DM(特に抗MDA5抗体陽性)のacute IPはステロイド+免疫抑制剤(カルシニューリン阻害薬:シクロスポリンやタクロリムス)+シクロホスファミドパルス療法のtriple therapyが良さそう、②他には、PMX、IVIG、リツキシマブなどが有効な場合もあること、③PM/DMのIPで急性か慢性IPか鑑別しにくいときは、フェリチンを測定し500以上ならtriple therapyが良さそうで、500未満ならmPSL pulseから入る、後で抗MDA5抗体陽性がわかればtriple therapyに変更する。とのことでした。攻める呼吸器内科医のお話でした。午後からは、優秀演題発表の審査でした。ブレオマイシン誘導肺傷害マウスモデルで2型肺胞上皮の移入、MAC5AC発現をクラリスロマイシンが抑制し、気道分泌を抑えるモデル、慢性肺高血圧症の右室脂肪酸取り込み、closing volume、喫煙刺激でオートファジーが亢進しlaminB1が抑制されるCOPD発症モデル、α-Klotho(クロトー)のCOPDモデル、IPF-AEに対するリコモジュリン投与の治療効果予測を血清HMG-B1で予測する試み、肺胞蛋白症の新しい発症機序として、肺胞蛋白症ではマクロファージと気道上皮にHLA-DRが発現し、それとGM-CSFの複合体に自己抗体が結合する話、肺MAC症の予後解析、インフルエンザ肺炎のOX-40リガンドとの関連、肺癌におけるPD-L1/PD-L2のcopy数と蛋白発現解析、CDDPのshort regimen、SAS患者の基礎代謝はCPAPにより低下(本来の基礎代謝に戻る)、看護師の気管支喘息発症頻度は6-10%と高く、手袋のラテックスとシーツ交換がrisk factor、成人気管支喘息の治療のstepdownの際に悪化するのはpeekflowの変動やIL-33上昇が関連がある、などなどいずれもATSの優秀発表になるような内容で、満腹になりました。
間質性肺炎続き
2016年4月10日

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