今日の教授会、大学院医学研究科委員会のあとの川崎医学講演会で、当院婦人科の本郷教授がinsulin-like growth factor I receptorのこれまでの研究成果をお話しされました。2000年前後から留学に引き続き、IGF-IRの研究をされていたようです。残念ながら、肺がんと同じようにIGF-I受容体をtargetにする臨床試験はほぼ全滅とのことでした。IGF-IIからインシュリン受容体のほうへのバイパスシグナルがあることが、効果の乏しい主因らしいです。肺がんではEGFRやALKシグナルのバイパスとしてIGF-IRなどの耐性が獲得された場合には、それを遮断することでもとの分子標的薬がまた効きだすことが基礎研究ではわかってますが、やはり臨床ではこれからです。
IGF-R
2016年5月18日

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