肺癌基礎研究会

第8回の岡山肺癌基礎研究会が昨日開催されました。開会の辞を私が、特別講演1の座長を川崎医大呼吸器外科の中田先生で都立駒込病院の呼吸器内科の細見幸生先生が「最新の肺癌臨床研究」の講演を、特別講演2の座長を岡山大学の木浦先生で国立がん研究センターの河野隆志先生が「最新の肺癌基礎研究」の講演をしていただきました。細見先生は10年前に肺癌化学療法のクリパスの班会議で一緒になり、河野先生は先輩の高田穣先生の仲良しのご縁です。細見先生は、checkmate 012のnivolmab 5mg/kg +CBDCA+PTXの2年生存率62%、 nivolmab + iplimumabでPD-L1発現50%以上でPR 92%という驚異的な成績を強調されていました。河野先生は「Think Different, Think Big」という間野先生の言葉を引用して、いろんな話をしてくれました。クロマチン制御因子であるSWI/SNFをスワイスニフと、SMARCAをスマーカーという読み方もあらためて知りました。クロマチン制御タンパク質のCBP/CREBBP失活肺癌はp300/EP300阻害により細胞増殖が抑制され、CBP300とp300の合成致死、p300のknockdownによるc-MYCの発現抑制について話してくれました。小細胞肺癌はもともとPD-L1の発現は少ないですが、PD-L1高発現のnever smokerの症例はJAK2の発現上昇が認められていました。国頭先生との共同研究で、EGFR変異肺癌ではHLA-class II、TERT、BTNL2、FOXP4のSNPが多かったことなも教えてくれました。お二人ともありがとうございました。

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