EGFRから免疫研究へ

水曜は、国立がん研究センター東病院の富樫庸介先生が岡山大学の最新医学セミナーに来られたので聴講に行きました。「がん免疫療法の基礎から新たな展開」のタイトルでした。もともと近畿大学でEGFR研究を中心にされていた先生ですが、現在はtranslationalな免疫研究をされています。EGFR変異肺がんへのICIの効果が乏しいのはTregが局所に多く、PD-1陽性CD8が少ないことを証明し、Tregを引っ張ってくる原因は転写因子のIRF1 -> CXCL4-> MAPK -> CCL22 -> Tregの経路が重要であるとのことでした。脂肪酸経路のFASが重要で脂肪酸がTregの栄養源になっていること、Hyperprogresionの原因として抗PD-1抗体によりTregの浸潤をもたらしていること、single cell sequenceでのTCR解析ができるようになってがんに浸潤しているTCRを遺伝子改変してヒトに戻すTCR療法も夢ではなくなったきたとのことなど、相変わらずの精力的なお仕事でした。

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