第68回日本呼吸器学会中国・四国地方会/第61回日本肺癌学会中国・四国支部学術集会

7月15日、16日 香川県高松市のレグザムホール(香川県県民ホール)にて、第68回日本呼吸器学会中国・四国地方会/第61回日本肺癌学会中国・四国支部学術集会が開催されました。

当科からは、4演題の発表となりました。

J2の大西徹平先生が、「救急外来受診を契機に偶然発見された肺癌患者に関する後方視的検討」について発表してくれました。当院の救急外来を受診された患者さんの中で偶発的に発見された悪性腫瘍の中から肺癌と診断された患者さんの背景因子などについての報告でした。

同じくJ2の木村由美先生が、「Abscopal効果と考えられる経過を辿ったEGFR遺伝子変異陽性肺癌の一例」を発表してくれました。一般的に免疫原性の低いとされるEGFR遺伝子変異陽性肺癌における脳転移に対する定位放射線治療後にAbscopal効果と考えられる原発巣の縮小を認めた稀な症例の報告でした。

また、同じくJ2の古味昌紘先生が「化学療法中のびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫に併発したCOVID-19感染症」として、DLBCLに対する抗CD20抗体併用化学療法によりCOVID19感染が遷延、難治化した症例の報告について発表してくれました。

また市山先生が、「COVID-19感染症治療後にParvimonas micraによる肺膿瘍を合併した1例」として、COVID19感染症後に稀な嫌気性菌による肺膿瘍を認めた症例の報告をしてくれました。コロナ禍による長期間のマスク着用が口腔内の細菌叢に影響を与える可能性について考察してくれました。

皆さん立派に発表してくれました。暑い中大変でしたが研修医の先生たちにたくさん発表してもらって、賑やかな学会となりました。

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