癌治療学会初日のシンポジウムで東京理科大学の藤田先生の「分子標的薬の開発戦略」の話がありました。その中で、trastuzumabのがん細胞へのinternalizationは120分以内におこり、その後にtrastuzumabのユビキチン化とライソゾームでの融解が起こる。trastuzumabによるADCCはその前に速やかに生じているはずとのことでした。なんとその論文中の細胞株は肺小細胞癌であり、岡山大学の先輩が樹立して私たちもcharacterizationをしたSBC-3、SBC-5、SBC-3/CDDP、SBC-3/ETPおよびSBC-3/SN-38でした。HER2はSBC-3とSBC-5で発現、SBC-3/CDDP, ETP, SN-38でさらに高くなっており、lapatinibで耐性解除の可能性もあるようです。私たちの使用している小細胞肺癌細胞株でHER2が高発現していることが、この学会で一番驚いたことでした。
小細胞癌のHER2
2014年9月1日

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