Basic Biology Seminar in Okayama

今日はベーリンガー主催のBasic Biology Seminar in Okayamaがありました。一般演題(工藤先生、深澤先生)の座長を私が、特別講演(稲澤穣治先生)の座長を木浦先生がしました。稲澤先生は東京医科歯科大学の分子細胞遺伝分野の教授で、日本癌学会の理事でこの世界の重鎮です。今回は「がんmicroRNAの診断と治療」のお話をしてくれました。microRNAのプロセシングに必要な Dicer 1のgermlineでもsomatic mutationでも非上皮性卵巣腫瘍の原因となっていることをはじめて知りました。exosomeの中にmiRNAとともにその合成に関わるタDicerが入っていること、肺扁平上皮癌のdriverでもあるKEAP1がp62(SQSTM1)とNRF2を奪い合い、子宮体癌のp62の高発現はpoor prognosisであり、実験系ではこのp62を抑制すると抗腫瘍効果を発揮することを示してくれました。microRNAをマウスに投与する際にはatelecollagenが良いこと、mir-634は強い細胞死を誘導するがその主因であるミトコンドリアルアポトーシスの有無を以前はcytochrome C測定によっていたですが最近ではMitoTrackerという蛍光免染もあることも知りました。RNA-drug deliveryとして日本の企業とタイアップして実用化に向けているとのことでした。いろいろ勉強させてもらい有意義な半日でした。
稲澤先生

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