2日目のJSMOです。朝一の「人を対象とする医学研究に対する倫理指針」の教育講演を聞きました。院内だけのretrospectiveなdata解析もIRBに出さなくてはいけないということがよくわかりました。次は、山根先生のCancer Survivirshipの教育講演でした。非常にわかりやすいと好評でした。その後はESMO/JSMOの合同シンポジウムでimmunocheckpoit blockade in cancer therapyの講演でした。玉田先生は、PD-L1/CD80抗体43H12についての話でした。antigen presenting cell/tumor cellのPD-L1とT cellのCD80(B7-1)をblockするとexhausted T cellが再活性化し、CD80はexhaustion markerとして使えるとのことです。Dr. Haanenは分離した腫瘍から腫瘍特異性抗原の同定や、neo-antigen specific TCR+の話をされました。北野先生は、抗CTLA4抗体+放射線によるabscopal effect(放射線照射後、照射部位以外に照射の影響が現れる現象)のことを話されました。放射線による細胞死によって腫瘍抗原が作られCTLに提示され、免疫反応が起こります。抗CTLA4抗体を併用してCTLの抗腫瘍効果を高めるということの様です。メラノーマでは、「Immunologic correlates of the abscopal effect in a patient with melanoma. N Engl J Med. 2012; 366(10):925-31.」でipilimumabと放射線で実際にabscopal effectの報告があります。ヒト肺癌でも「An abscopal response to radiation and ipilimumab in a patient with metastatic non-small cell lung cancer. Cancer Immunol Res. 2013 Dec;1(6):365-72.」があります。つい最近では、「TGFβ Is a Master Regulator of Radiation Therapy-Induced Antitumor Immunity. Cancer Res. 2015 Jun 1;75(11):2232-42.」がでており、これは放射線治療+TGFβのブロック+抗PD-1抗体でネズミの生存を延ばしていました。chemoRTで放射線肺炎が強い症例は、いったん寛解にはいると再発しにくいという印象があったのですが、これもabscopal effectと関係あるのでしょうか。

JSMO day 2
2015年7月18日

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