NestinとFGFR-2

昨日の川崎医学講演会では、附属病院のライブネット中継で東京都健康長寿医療センター 老年病理学研究チーム研究部長の石渡俊行先生のお話を聞きました。1986年の川崎医大卒で、昨年末まで日本医科大学の病理学教室に在籍し、主に膵癌の研究をされていました。日本医大の呼吸器内科との共同研究で癌幹細胞のマーカーであるnestinの研究もされており、非小細胞肺癌での発現は予後不良で細胞株H1975やPC-3にも発現しているようです。AKT阻害剤はSOX2の発現抑制を通して、nestinを抑制していました。また、FGFR-2はスプライシングバリアントで二つのアイソフォームがあり、IIIbの方は膵癌のVEGF-Aや血管侵襲と相関し、IIIcの方は術後の早期肝転移、細胞増殖や浸潤に相関するとのことでした。FGFR-2の阻害は膵癌細胞のERKやVEGF-Aを抑制し、マウスゼノグラフトの腫瘍縮小効果をもたらしていました。難しい話をとても分かりやすくお話ししてくださいました。

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