ALKとBRAF

土曜日は東京でLung Cancer Precision Medicine Conference 2018がありました。ノバルティスの会でALKとBRAFの内容です。ALK阻害薬のセリチニブは中等度の悪心嘔吐を起こすため、カイトリル2mgやデカドロン4mg/dayを7-10日間、だめならオランザピンも併用することがあるそうです。BRAFの話しは新鮮で興味深かったです。BRAF V600E変異はex-smokerが60%を占め、性別や年齢なども含めた臨床背景では予想しにくいようです。ダブラフェニブはタフィンラー、トラメチニブはメキニストという商品名で2剤併用が標準的です。ダブラフェニブ単剤では奏効率30%、併用では60%でした。耐性機序としてJAK3やIDH1変異の他、COT(MAPK)増加は知りませんでした。BRAF変異肺がんのPD-L1高発現(>50%)でのPD-1抗体の奏効率は17%でした。開始1-2週間後に生じる発熱に対しては、NSAID、ステロイド、減量にて対処可能とのことです。Planchard先生の話で、フランスでは2007年からNGSのプラットフォームが確立され、企業のcompanion診断薬を使うことなしに分子標的治療ができるそうです。うらやましい限りです。

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