敗血症予後をプレセプシンで予測

附属病院から当科で研修中のJ2の山下先生が「Presepsin as a powerful monitoring tool for the prognosis and treatment of sepsis: a multicenter prospective study. J Infect Chemother. 2014;20:30-4.」を抄読しました。プレセプシンの前駆体であるCD14は白血球やマクロファージの細胞膜上にあり、細菌感染や真菌感染により血中濃度が上昇することが知られています。これを103人の敗血症患者で1、3、5、7日目に測定し、プロカルシトニン、IL-6、CRPと比較していました。いずれも経時的に低下していましたが、予後不良群ではプレセプシンのみが変化がありませんでした。他のマーカーは低下しても、プレセプシンが下がらない場合には抗菌薬の変更などをした方がよいのでしょうか。私たちも、発熱性好中球減少症時のプレセプシンなどを前向きに測定する臨床研究も始めていたのですが、本多先生の異動とともに終了してしまいました。化学療法中の発熱には感染症、薬剤熱、腫瘍熱などいろいろありますが、感染か否かをすぐに判定できるマーカーが欲しいです。

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