prehabilitation

当院はリハビリテーションが充実しているので、癌患者のリハビリについて臨床研究ができないかと考えていました。cancerとrehabilitationをひくとなぜかprehabilitationというwordがでてきました。恥ずかしながら、最初は間違いと思いましたが最近のreviewがあったので読んでみました。Harvard Medical SchoolのPhysical Medicine and Rehabilitation科の先生のAm J Phys Med Rehabil. 2013 Aug;92:715-27.「Cancer prehabilitation: an opportunity to decrease treatment-related morbidity, increase cancer treatment options, and improve physical and psychological health outcomes.」です。 Prehabilitation is the beginning of the rehabilitation care.で、pre + rehabilitationのようです。合併症のあるfrailな肺がん患者では術前リハビリは予後と関連するそうです(Ann Surg 2013;257:555-63)。南岡山医療センター(当時は南岡山病院)に居た頃、岡山大学の呼吸器外科で行っていたvolume reduction surgeryの術前・術後リハを担当する機会がありました。肺癌手術でも術前呼吸器リハは当然と思っていたのですが、予後については明らかになっていなかったのですね。頭頸部癌のchemoradiationの時のswalloing exerciseも有効なようです(Arch Otolaryngol Head Neck Surg 2012;138:376-82)。肺癌のchemoradiationの治療効果も今頭うちになっていますが、このようなprehabilitationのstudyがあってもよいと思います。

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