Bostonに留学中の荻野先生のBRAFに関する論文が、Clinical Cancer Resの最新号に載っていました。肺腺癌883例中の36例(4%)にBRAF変異があり、melanomaに多いV600Eが半数の18例に認められていました。V600E変異は、non-V600Eよりも化学療法の奏効率が悪く(29% vs 71%)、予後不良(PFSで4.1 mo vs 8.9 mo)の傾向でした。いろんなBRAF変異をNIH-3T3 に導入してkinase assay、Western blot、コロニー形成能を評価をしたのも彼女だと思います。肺癌のBRAF変異といってもその変異部位により、V600Eにはdabrafenib、non-V600EにはMEK阻害剤、そしてG496delやD594Vのようなキナーゼ活性がなくてMEK/ERK系が動かないような変異にはdasatinibの臨床試験が行われているようです。荻野先生もALK(Cancer Res 2011)につぎBRAFでも頑張っていますね。
Boston
2013年8月21日

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