土井俊彦先生

がんセンター東病院の副院長に就任したばかりの土井俊彦先生が、当院に講演にきてくれました。彼は岡山大学の一つ後輩で四国がんセンターにいたときに一緒に働いていましたが、当時からとても優秀でした。「分子標的治療薬の方向性(消化器を中心に)」ということで1時間の講演でしたが、あっという間に過ぎました。EGFR抗体(992と1024epitopeをmixした)Sym004が臨床でもEGFR-TKI耐性にも効果がありそうなこと、がん幹細胞に対する低分子化合物BBI608とBBI503(実はBBI608はphase IIIでdisease control rateが基準に合致せず新規患者登録中止、BBI503はまだphase I)、CD44vに対するスルファピリジン、時代は免疫療法のcombinationで臨床試験が多く行われ、最たるものでキメラ抗原受容体遺伝子の臨床研究を開始すること、免疫療法は個別化治療ではなくて個性化治療という概念がでてきたこと、などいろいろでした。「まほろば君」という感受性試験の機械が日本でつくられて海外で活躍していることも面白く話してくれました。これがあれば私たちのしてきたin vitroの感受性試験は時間の節約になったと思いました。

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