アミノレブリン酸

19日のSunday meetingの抄読会では、山辻先生が「The Effect of 5-Aminolevulinic Acid on Cytochrome P450-Mediated Prodrug Activation. PLoS One. 2015 Jul 16;10(7):e0131793」を読んでくれました。総合外科が共同研究をしている東工大の先生たちの論文です。フトラフールを5-Fuに分解するのはCYP2A6ですが、アミノレブリン酸がCYP2A6を胃癌細胞株で増強していました。CYP2A6ですが、1990年代後半にがんセンター中央病院や北大の先生の研究で血清を提供していたのを思い出しました。CYP2A6はニコチン代謝酵素であるため、CYP2A6 の遺伝子を欠損しているヒトと肺癌のリスクをしらべたところ、同じ喫煙本数でもCYP2A6 の遺伝子変異を持っているヒトでは肺がんリスクが低かったということでした(Carcinogenesis 2004; 25:2451-8.)。総合外科ではアミノレブリン酸がシスプラチンの腎毒性を軽減するという臨床試験をしています。アミノレブリン酸を併用するCDDP+S1で、CDDPの腎毒性が軽減し、組織で5-Fuの濃度で増加するならそれに越したことはないです。

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