進行癌患者へのスタチン

3週間前に越智先生が抄読してくれたPolypharmacy(多剤投薬)の論文についてのeditorial「Polypharmacy: geriatric oncology evaluation should become mainstream. J Clin Oncol. 2015 May 1;33(13):1422-3.」がでていました。この中でスタチンは進行癌患者に不要ではないかと言うコメントがありました。対象は進行癌だけではないのですが、「A multisite randomized controlled trial of continuing versus discontinuing statins in the setting of life-limiting illness.」が、昨年のASCOのLBA9514で発表されていたようです。抄録では、389人がrandomizeされうち進行癌が49%、認知症が22%でした。スタチンを中止した群の方が生存期間が長い傾向 (229 days [90% CI 186–332] vs. 190 days [90% CI 170-257]; p=0.60)にあり、QOLは良く(McGill QOL: 7.11 vs. 6.85, p=0.037) 、全使用薬剤数も少なく (10.1 vs. 10.8, p = 0.034)、心血管系イベントは不変でした(13 vs. 11)。このような対象においてはスタチンは不要のようで、少しでも薬の数が減るのは良いことです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次