2022年総括

 2022年もコロナ禍第8波の中で大晦日を迎えることとなりました。今日も当院の救急外来は発熱患者で溢れています。簡単に当科の1年を振り返りますと、病棟では肺がんとリンパ腫を中心に40~50人の悪性腫瘍患者さんを担当し、外来通院治療センターでのがん薬物療法患者さんも開設以降最大となりました。学会活動はオンラインが定着して会場まで足を運ぶことは少なかったのですが、主要な学会(呼吸器学会、呼吸器内視鏡学会、肺癌学会、血液学会、癌治療学会、緩和医療学会)では継続して発表をしています。恒例の初期研修医指導では、第73回日本結核・非結核性抗酸菌症学会中国四国支部会で市山先生の熱血指導のもとJ1の小笠原康人先生が優秀賞を獲得しました。研究面では、原著英語論文は共著も含め7編でしたが、今年は若手の症例論文がなく少し残念でした。来年度は新入局員2名(切士博仁先生、砂田有哉先生)を迎えて診療体制が充実し、大学院生は基礎研究にウエイトがおけると思います。

 2011年に当科が開設され、一回りとなります。当初は病院全体で1~2名だった初期研修医もコンスタントにフルマッチするようになり、来年度は内科全体で5名の専攻医がフルマッチしています。当科の入院患者も内科全体の4~5割を占めるようになり、腫瘍内科としての位置づけも出来てきました。当科では年一編の基礎研究論文をdutyにしていましたが、研究ユニットの整備も進んできており、大学の教室として成果を増やすことを今年の目標にしたいと思います。

 皆様のご健勝をお祈り申し上げるとともに、2023年も引き続きよろしくお願いいたします。

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