長﨑先生が「Granulocyte-colony stimulating factor-associated aortitis in cancer: A systematic literature review. Cancer Treat Res Commun. 2021;29:100454」を抄読しました。G-CSFによる大動脈炎は0.3~0.47%と言われています。PubMedで49例の報告をレビューしていました。アジア人(75.5%)と女性(91.8%)が多く、全て化学療法を施行していました。発熱はG-CSF使用後10日以内に61.2%がおこるので、発熱性好中球減少症と類似します。サイトカインストームが原因と推察されていて、症状が続き大動脈炎の診断がついていればステロイドを使用することもあります。診断はCT、MRI、PET、あるいはUSで行いますが、当院で経験したのは10年ぐらい前でそのときはPETでした。PEG-G-CSFの頻用により増加することが予想されます。発熱性好中球減少症との鑑別が容易にできるようになればと思います。
G-CSFと大動脈炎
2022年12月24日

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