2020総括

2020年が終わります。COVID-19に翻弄された一年といえばそれまでなのですが、それでも実績を出している教室もあります。学会活動も制限され、私が県外出張したのは京都の癌治療学会のみでした。7月の当科主催となる呼吸器学会地方会も1年延期となりました。当科オリジナルの英語論文は、基礎では「Targeting ROR1 in combination with pemetrexed in malignant mesothelioma cells. Lung Cancer. 2020;139:170-178.」、臨床では「Do Elderly Lung Cancer Patients Aged ≥75 Years Benefit from Immune Checkpoint Inhibitors? Cancers (Basel). 2020;12(7):1995」のみでこれまでになく低調でした。喜ばしいこととして3月に山岸智子先生が当科で初の大学院を卒業し、博士論文「A new signal transducer and activator of transcription 3 inhibitor, BBI608, in malignant mesothelioma cell lines. Kawasaki Medical Journal 45:61-73,2019」は川崎医学会英語論文賞に選ばれました。4月からは三村彩香先生がS1の助教、田岡征高先生がS3の助教となり、病棟で活躍しています。逆に3月末で河原辰由紀先生がプログラムで1年間高松へ行ってしまい、12月末で小原弘之先生が広島へ帰ることとなりとてもさみしくなります。まだまだCOVID-19が終息しない中ではありますが、2021年は臨床・教育・研究の3本柱を常に意識して、努力を惜しまずコツコツと我が道を進む牛のように歩み続ける年にします。

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