国内TAG・国内腫瘍TAG合同研究会

日本呼吸器学会の腫瘍部会所属の用語委員として「国内TAG・国内腫瘍TAG合同研究会」に出席して欲しいとのことで、東京へ行ってきました。日本内科学会の本部(日内会館)をはじめて訪問しました。WHOが国際疾病分類(ICD)改正のために設置した分野別専門部会(Topical Advisory Group: TAG)で、厚生労働省の事務官も含め30人ほどのそうそうたるメンバーでした。国際会議であるTAGの内科分野議長に日本人女性として初めて就任されたのが、前慈恵医大教授で糖尿病がご専門の田嶼尚子先生でした。私は詳しいことを知らされずに参加したのですが、厚生科研の「医療情報の活用のための疾病及び関連保険問題の国際統計分類のあり方に関する研究」班ということを行ってから知りました。内科TAGメンバーの呼吸器分野では、杏林大学の滝澤先生と順天堂の鈴木先生が参加されて、立派なrespirotoryの進捗状況をお話されていました。後でお二方に肺癌についてお聞きしたところ、腫瘍分野としてはイギリスがイニシアティブをとっているとのことで、腫瘍TAGは今日はオブザーバーのようでした。腫瘍TAG部門の会長は癌治療学会の先生だったのですが、日本臨床腫瘍学会は参加要請もなかったようなのが残念でした。海外との温度差がある分野では、田嶼先生の「海外との交渉では、logicをたてて諦めずになんども言い続けることが重要です。」というお言葉が印象に残りました。

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