乳癌のSTAT3

先週の抄読会は私の番でした。「STAT3 Establishes an Immunosuppressive Microenvironment during the Early Stages of Breast Carcinogenesis to Promote Tumor Growth and Metastasis. Cancer Res. 2016 Mar 15;76(6):1416-28. 」を読みました。STAT3のknockoutとマウス乳癌ウイルスを発癌させるTet onシステムの遺伝子改変マウスを使用していました。STAT3欠失でもhyperplasiaやadenomaはできますが、Tet onにして4週間で縮小効果がみられ、これは細胞増殖マーカーやアポトーシスマーカーは野生型と変らず、白血球やマクロファージが集積していました。STAT3欠失細胞を静注したら肺転移も抑制されていました。肺癌細胞のSTAT3に関しては、高田三郎先生、原田大二郎先生、村上斗司先生と博士号のネタにしてきましたが、免疫療法としての役割が注目されています。私たちも2年前からの構想で、似たようなantisense STAT3の実験も細々としていましたが、この論文がでたということは多施設も同じようなことをしているのでしょう。急がなくては。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次