バイオシミラーG-CSF

先週の抄読会では私は内科学会中国支部の運営委員会で不在でしたが、本多先生が「Predictive modeling of the outcomes of chemotherapy-induced (febrile) neutropenia prophylaxis with biosimilar filgrastim (MONITOR-GCSF study). Ann Oncol. 2016 Nov;27(11):2039-2045.」を読んでくれました。化学療法による発熱性好中球減少症(FN)の予防におけるバイオシミラーフィルグラスチムの使用についてのreal worldでのエビデンスをだそうというものです。FNリスクを従来の20%以上、10-20%、10%未満に分けてバイオシミラーフィルグラスチムを使用するかどうかを、患者さん自身のリスク因子や前サイクルでのFN有無を考慮して決定するという当たり前といえば当たり前の内容ですが、これをヨーロッパ12カ国の多施設共同前向き観察研究で評価したものです。バイオシミラーフィルグラスチムは日本でも発売され先発品の約半額ですが、当院では使用していません。PEG-G-CSFもこのような試験がおこなわれているかもしれません。実臨床で免疫checkpoint阻害薬の有害事象を評価していくのも、臨床試験とreal worldの違いをみるもので面白そうです。

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