VEGFとMET

今日は磯崎先生が、「VEGF inhibits tumor cell invasion and mesenchymal transition through a MET/VEGFR2 complex. Cancer Cell. 2012 Jul 10;22(1):21-35. 」を抄読しました。膠芽腫ではVEGFを産生するのでbevacizumabは効くとされていました。実際のヒトの膠芽腫は血管透過性を低下させ脳浮腫を軽減させたり、ガドリニウム造影剤が腫瘍に入りにくくなったりで腫瘍縮小効果は乏しく、第3相試験で生存期間の延長も否定されています。今回の基礎研究では、bevacizimabはMETを活性化するためMET阻害で間葉移行を抑制して、ゼノグラフトマウスの生存を延長していました。マルチキナーゼ阻害薬も臨床ではまれば面白いです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんばんわ。寡聞にして(というか勉強不足で)第III相試験の結果からBEMが膠芽腫にいまいちという評価になっているとは知りませんでした。しかしMET侮れませんね。免疫免疫と大騒ぎの肺癌領域ですが、driver oncogene・血管新生がメインストリームから外れたわけではありませんので、こちらも地道に検討していかねばなりませんね。

  • いちろう先生 いつもありがとう。
    METは確かに面白いです。最近review(MET-inhibitors meet MET mutations in lung cancer)しました。MET exon 14 skippingの頻度はALKより高いかもしれません。
    良かったらhttp://tcr.amegroups.com/article/view/10479/htmlをみてください。

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