T790Mが多いほどosimertinbが効く?

越智先生が「High ratio of T790M to EGFR activating mutations correlate with the osimertinib response in non-small-cell lung cancer. Lung Cancer. 2018 Mar;117:1-6.」を抄読しました。EGFR-TKIに耐性となった腫瘍組織のEGFR変異をデジタルPCRで検索していました。EGFR T790M/activation mutationの比率と3rd generationのEGFR-TKIであるosimertinibの効果33例で検討した研究です。この比率の平均は0.4で、0.4以上だと奏効率(92.3% vs 52.6%, p=0.0237)は良く、腫瘍縮小率とこの比率は弱いながらも相関(r=0.417, p=0.0175)が認められました。比率が0.4以上だと、最初のEGFR-TKIの治療期間が長かったです(931 days vs 567.5 days, p=0.044)。もうひとつ最近の論文「Cell-free plasma DNA-guided treatment with osimertinib in patients with advanced EGFR-mutated NSCLC. J Thorac Oncol. 2018 Mar 2」も紹介してくれました。これも同じような解析を血漿DNAを用いて検討していましたが、結果は異なっていました。すなわち、low T790M copy number (<10 copies/mL) high T790M copy number (≥10 copies/mL)では奏効率に差はなく、low T790M copy numberの方がPFSもOSも良好な傾向があったようです (HR for PFS 1.72, 95% CI 0.92-3.2, p=0.09;HR for OS 2.16, 95% CI 0.89-5.25, p=0.09)。血漿と腫瘍における検出の差かどうかわかりませんが、興味あるところです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次