先々週の抄読会で長﨑先生が「Bedside inoculation of blood culture bottles with ascitic fluid is superior to delayed inoculation in the detection of spontaneous bacterial peritonitis. J Clin Microbiol. 1990 Dec;28(12):2811-2.」を読みました。私は東京出張で不在でした。特発性細菌性腹膜炎は肝硬変などで高度の肝機能障害があり、一過性の菌血症から腹水に細菌が増殖する疾患です。穿孔などの外科的処置が不要であり、腹水細菌培養陽性で腹水中の白血球が250/mm3以上で確診となります。この論文は診断感度を上げるための先駆的な論文です。ベッドサイドで血液培養ボトルに入れた場合の培養陽性29人中、22人(75.9%)が検査室でボトルに入れた場合に陽性でした。胸水の細菌やTB培養もできるだけ早く専用ボトル(スピッツ)に入れる方が良いのでしょうかね。
特発性細菌性腹膜炎
2018年7月8日

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