先週は中西先生が「Role of carnitine in cancer chemotherapy-induced multiple organ toxicity. Saudi Pharm J. 2010 Oct;18(4):195-206.」などのいくつかの論文でカルニチンのreviewをしてくれました。カルニチンはアミノ酸から生合成される脂質代謝に関わるビタミンのようなもので、川崎医大附属病院の血液内科でよく研究されています。カルニチンは主としてOCTN (Organic cation/carnitine transporters) を介して腸管から吸収されるということですが、プラチナ製剤がOCTNを介して細胞内流入され神経毒性と関係が報告されています。カルニチンの補充により、ドキソルビシンの心・肝・腎毒性、シスプラチンの腎・神経・肝毒性、カルボプラチンの骨髄毒性、ブレオマイシンの肺毒性などの軽減が期待できるとのことでした。固形癌の領域でもtranslational reseachになりそうな内容でした。
カルニチン
2018年7月17日

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