脳外科からのPCNSL紹介が増えてきており、中西先生が「Methotrexate and temozolomide versus methotrexate, procarbazine, vincristine, and cytarabine for primary CNS lymphoma in an elderly population: an intergroup ANOCEF-GOELAMS randomised phase 2 trial. Lancet Haematol. 2015;2(6):e251-9.」を抄読しました。60歳以上の98人の患者さんを、MTX+(プロカルバジン、ビンクリスチン、シタラビン)or MTX+テモゾロマイドの脳照射をしない比較試験です。primary endpointの1年PFSは両者ともに36%でしたが、FPS中央値は3剤を加えると9.5ヶ月、テモゾロマイドでは6.1ヶ月で、OSは31ヶ月と14ヶ月でした。高齢者ではなかなか厳しそうですが、若年者では毒性は強いが治癒を期待できる大量化学療法もあり、もうひとつ読みました。「R-MPV followed by high-dose chemotherapy with TBC and autologous stem-cell transplant for newly diagnosed primary CNS lymphoma. Blood. 2015;125(9):1403-10.」です。年齢中央値57歳の32人に対し、リツキシマブ、MTX (3.5g/m2)、プロカルバジン、ビンクリスチンを用いるR-MPV療法を行い、26人が地固め大量化学療法(チオテパ、シクロフォスファミド、ブスルファン)と自己幹細胞移植を受けました。PFS 中央値とOS中央値は45ヶ月以上で、2年PFSは79%、2年OSは81%でした。治療関連死も3例でしたが、治癒を目指すのならacceptable toxocityとの結論でした。
PCNSL
2019年3月27日

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