越智先生が「Immune checkpoint blockade in infectious diseases. Nat Rev Immunol. 2018;18:91-104.」を抄読しました。感染症(マラリア、B型肝炎、C型肝炎、HIV、TB)における免疫チェックポイントの話でした。このような感染症を合併している悪性腫瘍の患者さんにはもともと免疫チェックポイント阻害薬の治験は行われていません。こうした感染症患者のリンパ球はCTLA4やPD-1は高発現していることが多いので、免疫チェックポイント阻害薬を使用した場合に感染の増悪・軽快はどのようになるか非常に興味深いです。概ね感染に関しては悪影響を与えないような感じですが、感染の状態(smoldering or active)により変わってくることは十分に予想されます。ウイルス性肝炎からの肝臓がんに対するPD-1抗体の治験も進んでいるようですので、第3相試験の結果(効果も有害事象も)が待たれます。
感染症における免疫チェックポイント
2019年5月12日

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