PCNSLへのNGR-hTNF

今週は中西先生が「R-CHOP preceded by blood-brain barrier permeabilization with engineered tumor necrosis factor-α in primary CNS lymphoma. Blood. 2019 Jul 18;134(3):252-262.」を抄読しました。NGR-hTNFは、腫瘍血管に親和性のある(CD13に結合する)ペプチドとTNFを融合させた抗がん薬であり、悪性中皮腫や肺小細胞癌で治験成果が報告されています。ペメトレキセド抵抗性の悪性中皮腫の2nd lineでの第3試験ではnegativeで、肺小細胞癌の2nd lineではドキソルビシン併用の第2相試験でhopefulと報告されていました。今回は中枢神経原発のhigh-dose MTX抵抗性のDLBCLに、NGR-hTNFとR-CHOP併用の第2相試験でした。12人中9人でPR(8人がCR)となり、うち4人が生存(follow-up: 14-28ヶ月)しているという良い成績です。固形癌ではもうひとつのようですが、リンパ腫での併用療法が楽しみです。

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