膀胱がんのPD-L1発現

今日は長﨑先生が「The effect of hypoxia on PD-L1 expression in bladder cancer. BMC Cancer. 2021;21(1):1271」を抄読しました。低酸素血症が腫瘍微小環境に変化を与え、HIF-1依存性のPD-L1発現を誘導することが報告されています。膀胱がん細胞株を通常の酸素濃度(20%)と低酸素濃度(1%、0.1%)で70%未満のconfluentの状態で培養してPD-L1発現を解析したところ、低酸素ではPD-L1発現が低下していました。100% confluentの状態では、PD-L1発現は低酸素で増加していました。WEB上の臨床dataを使用して遺伝子の低酸素signatureとPD-L1発現を解析したところ、相関が認められていました。大学院の研究に活かせそうな論文でした。

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