Trastuzumab deruxtecan

先週は越智先生が「EGFR-directed antibodies promote HER2 ADC internalization and efficacy. Cell Rep Med. 2024:101792」を抄読しました。Trastuzumab deruxtecan (T-DXd)はHER2陽性の固形がんに対して効果を有することが証明されていますが、初回耐性や獲得耐性の機序については明らかではありません。T-DXdはHER2に結合して細胞内に入り、deruxtecanを放出し殺細胞効果を示します。著者らはEGFRとHER2のヘテロダイマーがT-DXdの細胞内取り込みに影響を及ぼすのではないかとの仮設のもと、EGFR高発現がHER2とのヘテロダイマ-形成を促進し、T-DXdの細胞内取り込みを減らして効果が低下することを報告しました。逆に、EGFRのノックダウンや抗EGFR抗体を用いてT-DXdの細胞内取り込みを増やし効果を上げていました。T-DXdの耐性にEGFRが関与しており、抗EGFR抗体との併用で耐性が克服される可能性を示した論文でした。

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