小坂先生が「Granulocyte-colony stimulating factor-associated aortitis in cancer: A systematic literature review. Cancer Treat Res Commun. 2021;29:100454」を抄読しました。著者らはPubMed検索によりG-CSF関連大動脈炎と癌の併存を49例に認め、その特徴と経過をまとめていました。G-CSF関連大動脈炎は増加傾向にあり、アジア人(78.8%)で多く、 平均年齢は60.1歳、91.8%が女性、全例が化学療法(タキサン系は51.0%)を受けていました。 発熱は85.7%に生じ、G-CSF投与後10日以内の発熱が多かったです。 寛解までの期間は44.9%の症例で14日以内、治療として ステロイドは59.2%の患者に投与され、寛解までの期間は非投与群と差を認めませんでしたが、発熱は抑制していました。大動脈炎の診断基準が症例により違うとは思いますが、発熱性好中球減少症にしてはおかしいと、疑ってみるということが重要なのでしょう。実はちょうど2年前にも長﨑先生が抄読会をしていました。興味あるところが共通しています。
G-CSF関連大動脈炎
2024年12月20日

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