先週は切士先生が「Clinical risk factors for developing brain metastases during first-line (chemo-)immunotherapy in patients with non-small cell lung cancer without known baseline brain metastases. Lung Cancer. 2025;208:108745」を抄読しました。オランダの多施設で、589人のfirst-line (chemo-)ICIで治療を行ったIV期NSCLC患者では、経過中に9.0%に脳転移がみつかり、その88.7%が1年以内の発見でした。65歳未満、T4、M1c、PD-L1陰性が危険因子となっていました。ただし、脳転移が出現した患者の中でも、治療前に脳転移を調べた患者は30.2%にすぎず、その画像診断は43.8%がMRIで、56.3%がCTでした。治療前に無症候性の脳転移があった可能性は十分あり、造影MRIを使用してstagingを行い、follow-up中に無症状でも脳転移のcheckを行うことの多い日本では状況が違っていると思われました。
脳転移の危険因子
2025年11月16日

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