今日の研究センターのカンファレンスで、石田先生が「Stochastic ERK activation induced by noise and cell-to-cell propagation regulates cell density-dependent proliferation. Mol Cell. 2013 Nov 21;52(4):529-40.」を抄読してくれました。彼らはfluorescence resonance energy transfer(FRET)というERKのバイオセンサーを用いて、細胞のERK活性を調べる方法を確立していました。それにより、ERK活性化の頻度は低い細胞密度と高い細胞密度においては低く、中程度の細胞密度において高いことが示されていました。細胞の増殖速度は、低い細胞密度および高い細胞密度において低く、中程度の細胞密度において高く、これはERKの活性化の振幅ではなく、活性化の頻度と相関していました。EGFR->RAS->RAF->MEK->ERKの系だけではなく、EGFR->PI3K->RAC1->RAFの系によりERKも活性化され、隣接する細胞からシグナルがはいってくることも示されました。ERKの活性も細胞密度により影響を受けることがわかりました。
ERKの発現量
2015年1月18日

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