昨日の当科の抄読会は、磯崎先生が「Functional Landscape of Resistance to ALK Inhibition in Lung Cancer. Cancer Cell. 2015 Mar 9;27(3):397-408.」を抄読してくれました。彼女はこつこつと実験してALK阻害剤の耐性を解明していますが、この論文ではALK耐性遺伝子のスクリーニングとして、large-scale open reading frame (ORF) library consisting of 15,885 ORFs representing 12,800 human genesというのを使って大きな網をかけています。この手法によりGタンパク質共役型受容体であるP2Y受容体を見出していました。P2受容体はそもそもATPの受容体でP2XとP2Yとがあり、P2Yは8つのサブタイプがあり、今回はP2Y1、P2Y2、P2Y6が耐性に関与していたそうです。P2Y受容体を介した耐性はPKC依存性であり、ALKとPKCの両方を阻害することによりこのALK耐性は解除されていました。
ALK耐性にP2Y受容体
2015年4月4日

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