今日のcancer boardでは、「がんと認知症」がテーマでした。reviewは診療科の石原教授にしていただきました。認知症は10年後に700万人、65才以上の5人に1人となるそうで、人ごとではありません。2010年にはNIHが認知症予防に有望と考えられるものとして、2型糖尿病のコントロール、高血圧と脂質異常の改善、望ましい体重の維持、社会交流と知的な行動、運動の習慣、果実と野菜の多い健康的な食生活、禁煙、うつ病の治療をあげていました。「がん」と逆相関がある疾患として、アルツハイマー病、パーキンソン病、ダウン症、統合失調症があるそうです。判断無能力とは機能的能力(判断能力)の欠陥、機能的能力とは情報の理解、状況の認識、論理的思考、選択の表明の4つがある。「自分で決められず、誰かに任せることも決められず、何度も選択が替わるとき」は選択の表明が出来ないと見なされるそうです。認知症を評価する方法として「Mac-CAT-T」があり、今後それらを用いて治療同意能力の評価が義務づけられる可能性にも言及していました。さすが「認知症」の専門家という講演でした。その後、「認知症患者の化学療法」症例を浦田先生が提示してくれ、現実的に私たちが取り組まなければならない問題を討論しました。皆さん、ありがとうございました。
がんと認知症
2015年9月28日

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