チロシンキナーゼの欠失変異

今日は、越智先生が得意のチロシンキナーゼ分子構造の論文「Activation Mechanism of Oncogenic Deletion Mutations in BRAF, EGFR, and HER2. Cancer Cell. 2016 Apr 11;29(4):477-93.」を読んでくれました。EGFRの欠失変異の3次元構造は相変わらずわかっていないようですが、BRAFやHER2のβ3-αCループの欠失変異とよく似ているという話でした。この部位の5つのアミノ酸欠失が最も強い下流シグナルをもたらすことも理解できました。肺癌のEGFRエクソン19欠失で最も多いのが5つのアミノ酸欠失です。β3とαCの距離が変化することで、TKIの効果が変わってくることもなんとなく理解しました。同じ欠失変異でもその欠失アミノ酸により適切なTKIが選択できるようになれば良いです。また、臨床では膵癌のBRAF欠失変異はRAS変異と排他的なことも書いてありました。かなりむつかしい内容でしたが、1年目の研修医も2年目の研修医もがんばって聞いていました。

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