NGSによるTKI耐性機構解明

先週の当科の抄読会は本多先生が「Heterogeneity of resistance mutations detectable by next-generation sequencing in TKI-treated lung adenocarcinoma. Oncotarget. 2016 Jun 9.」を読んでくれました。Johns Hopkinsと台湾大学という米国とアジアの名門同士の共同研究です。EGFR-TKIの耐性であった41人の48病変からのNGS解析では、T790Mが通常より多い79%、PIK3CAも26%と多く、それらの重複も11病変に認められました。T790Mのfrequencyは陽性例24%の中では5%未満と少なく、exon 19欠失やL858Rなどの感受性EGFR遺伝子変異と同一アレルに乗る頻度も少なかったようです。NGSで調べると耐性機構はmultipleであるということで、全てのsurvival pathwayを止めることは難しそうです。今回の論文でNGSで同一アレルの二つの変異が入ることを解析できるということがよく分かったのも収穫でした。

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