低用量 vs 通常量

長﨑先生が、「Low-dose trimethoprim-sulfamethoxazole treatment for pneumocystis pneumonia in non-human immunodeficiency virus-infected immunocompromised patients: A single-center retrospective observational cohort study. J Microbiol Immunol Infect. 2017 Jul 23」を抄読しました。Pneumocysis jiroveciiは私が医者になった1988年に、分類が原虫から真菌にかわったものです。HIVよりnon-HIVのニューモシスティス肺炎(PCP)が予後が悪いことは言われてます。HIVのPCPにはST合剤に加えステロイド併用はほぼ標準的になっています。non-HIVのPCPに対するSTにステロイド併用は低用量ステロイド(PSL換算 < 1mg/kg/day)が良さそうですが、エビデンスレベルは低いです。今回の論文では、副作用の多い通常量のST合剤を低用量ST合剤(TMP 15-20 mg/kg/day;  SMX 75-100  mg/kg/day vs. TMP 4-10 mg/kg/day; SMX 20-50 mg/kg/day)を後方視的に比較したものです。低用量の方が生存は高く、副作用も少ないという結果になっていました。前向き比較試験は行いにくいですが、ぜひ明らかにしたいところです。

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