乳房原発リンパ腫

今週は中西先生が「Primary breast diffuse large B-cell lymphoma in the rituximab era: Therapeutic strategies and patterns of failure. Cancer Sci. 2018 Dec;109(12):3943-3952.」を抄読しました。もともと乳房原発NHLは節外性リンパ腫の2%に過ぎない稀な疾患ですが、中国で108例をまとめた多施設共同後方視的研究です。患者さんの32%が化学療法後に再発し、対側乳房や中枢神経系が多かったです。リツキシマブ併用は再発リスクを57%から24%と有意に減らしてはいますが、局所再発はほぼ同等でした。原発乳房への放射線治療は局所再発を有意に減らしました(5年で21.2% vs 0.0%)。中枢神経系への再発は診断後8.2年までは増えて、中央値3.1年で10年で28.3%が再発するようです。予防的髄注も中枢神経系への再発は有意には予防していませんでした(6.3% vs 13.3%、P=0.374)。精巣原発や中枢神経原発NHLと同様に難治性疾患です。LDの肺小細胞癌と同じような感覚でした。

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