越智先生が「Association of Prior Antibiotic Treatment With Survival and Response to Immune Checkpoint Inhibitor Therapy in Patients With Cancer. JAMA Oncol. 2019 Sep 12」を抄読しました。前向きコホートで登録されたICI投与の196例(非小細胞肺がん119例、メラノーマ38例、その他39例)の中で、PS 0/1は159例 (81%)、1次治療での抗PD-1/PD-L1抗体は189例 (96%) でした。OS中央値は14.6ヶ月、抗菌薬をICI投与30日前に投与(pATB)は29例、βラクタム系使用は22例 (75%)、抗菌薬投与期間7日までは26例 (89%) 、ICI と同時投与(cATB)は68例で、βラクタム系を7日間以上投与されたのは39例 (57%)でした。pATBはOS不良でハザード比は7.4、PDも81% vs 44%でした (P < 0.001)。OSハザード比は非小細胞肺がんで9.3、メラノーマで7.5、その他で7.8 といずれも有意でした。cATBはOSと相関無く、ハザード比は0.9でした。多変量解析でもpATBはOSおよび奏効率と相関し、OSハザード比は3.4と差が認められました。抗菌薬のICI前投与で腸内細菌は乱れ、primingができていないとのdiscussionでした。
ICI投与前の広域抗菌薬
2019年11月9日

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