抗CD38抗体

定期的に中西先生が多発性骨髄腫の講義をしてくれます。今回は「Daratumumab Plus Lenalidomide and Dexamethasone in Relapsed/Refractory Multiple Myeloma: Extended Follow-Up of POLLUX, a Randomized, Open-Label, Phase 3 Study, Leukemia 2020 Jan 30」でした。lenalidomide/dexamethasone(Rd)療法とDRd(daratumumab+Rd)療法の比較試験(N Engl J Med. 2016;375:1319-1331)の長期経過観察(中央値44.3か月)データを示してくれました。CRはRd群で23.2%、DRd群で56.6% (p<0.001)、PFS中央値はRd群で17.5か月、DRd群で44.5か月(P<0.0001)でした。OSはまだですが、PFSカーブは綺麗にわかれています。多発性骨髄腫細胞に発現しているCD38に対する抗体であるdaratumumabと、SLAMF7蛋白に結合するelotuzumabは、いずれもプロテアソーム阻害薬や免疫調節薬と異なり単剤では効果が乏しいですが、それぞれDRdやelotuzumab+Rd (ERd)などの併用療法で耐性克服が可能となっています。EGFR-TKI耐性肺がんもこのような感じになればと思います。

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