エンレスト

中川先生が「Angiotensin-neprilysin inhibition versus enalapril in heart failure. N Engl J Med. 2014;371(11):993-1004」を抄読しました。 EFが40%以下の心不全患者8442人に対するサナビトリル・バルサルタン合剤であるLCZ696 vs エナラプリル(レニベース)の比較試験でした(PARADIGM-HF 試験)。主要評価項目(心血管死亡または心不全による入院)はLCZ696群が優位に良好(HR 0.80、95%CI 0.73~0.87、P<0.001)でした。最近はやりの左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)に対しても有意差はみとめられませんでしたが、良さげでした(PARAGON-HF試験)。neprilysinはALL抗原のCD10であり、前立腺癌にも過剰発現していますが、肺癌では発現低下しているようです。長期的に阻害すると発癌が抑えられるか興味があります。日本ではエンレストの商品名で慢性心不全に対して8月に薬価がついたばかりでした。

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