EGFR変異別の治療効果

今日は越智先生が、当科ローテイト中の初期研修医二人に「RELAY Subgroup Analyses by EGFR Ex19del and Ex21L858R Mutations for Ramucirumab Plus Erlotinib in Metastatic Non-Small Cell Lung Cancer. Clin Cancer Res. 2021 Jul 22」を用意していました。残念ながら一人は当直明けで、もう一人はワクチン接種で不在でした。EGFRのEXON19欠失はL858RよりEGFR-TKIの効果が一般的には良いことになっています。本試験はerlotinibにramcirumabを加えた場合は(vs erlotinib単剤)、PFSはそれぞれ19.6ヵ月(vs 12.5ヵ月)と19.4ヵ月(vs 11.2ヵ月)でいずれも同等に良かったです。erlotinib単剤の効果もそれほど変わりなかったです。2-year OS rate (95% CI)は EXON19欠失83%(74-89) vs 87%(78-93) 、L858Rで84%(70-90)vs 71% (58-80)でまだimmatureですが、OSはL858Rのerlotinib単剤群で10%ほど低そうです。私たちが行っていた第2相試験(gefitinib+bevacizumab)では、L858Rには良くなかったですが、EGFR-TKIの違いがあるのか、血管新生阻害薬の違いか、本試験は脳転移症例を除いているのが良いのか、まだまだ研究の余地があります。

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