川崎病院研究センターの三宅さんに「Targeting ROR1 Inhibits Epithelial-Mesenchymal
Transition and Metastasis. Cancer Res. 2013 Jun 15;73:3649-60. 」を抄読してもらいました。ROR1はEGFRと異なり、ほとんどチロシンキナーゼ活性がないようですが、機能解析によるとnoncanonical WNT->ROR1で癌細胞の生存シグナルに寄与しているものです。ROR1の高発現は乳癌の予後不良因子であり、ビメンチンなどの間葉系マーカーとともに発現しており(免疫沈降で結合を証明)、siRNAでROR1を抑制すると上皮系へ移行し、マウスモデルで生存期間を延長し、肺転移、肝転移、骨転移を抑えるといった内容でした。彼らは抗体も作っており実用化に向かっているようです。今年のAACRのWEBCASTでCui先生の話とそのスライドが見えます。
ROR1と上皮間葉系移行
2013年7月6日

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