今日は市山先生が「Cytopathological Features of SMARCA4-Deficient Thoracic Sarcoma: Report of 2 Cases and Review of the Literature. Int J Surg Pathol. 2020;28(1):109-114」を抄読しました。胸部のSMARCA4遺伝子欠損未分化腫瘍は、以前は胸部肉腫に分類されていましたが、2021年のWHO分類5版では上皮性腫瘍ということで肺癌の仲間入りをしました。抗PD-1抗体やatezolizumab+bevacizumab+carboplatin+paclitaxel (ABCP)が効きやすいのではないかとの報告もありますが、標準治療はありません。本論文はこの2例報告で、免疫組織染色でBRG1/SMARCA4とSMARCA2がいずれも発現低下しており、cytokeratin、CD34、CD99、synaptophysin、SOX2などが陽性でした。核小体が明瞭で類円形の核が細胞質の一側に偏っているいわゆるラブドイド細胞を確認したときに、SMARC4AとSMARCA2の免染をすると良いという内容でした。
SMARCA4欠損肺癌
2023年5月19日

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