TARC

8/2は山根先生が、Serum CD163 and TARC as disease response biomarkers in classical Hodgkin lymphoma. Clin Cancer Res. 2013;19:731-42.を抄読してくれました。私は免疫関係は弱いのですが、いろいろ勉強になりました。
1)樹状細胞は骨髄・単球系からだけではなく、リンパ球系からも由来し、TARC(thymus and activation regulated chemokine:CCL17)というケモカインを出すこと。
2)Hodgkinリンパ腫のRS細胞は樹状細胞の亜集団であり、TARCを産生してTh2リンパ球を活性化させ、CCR4受容体に結合すること。
3)血清TARCは、Hodgkinリンパ腫の病勢を反映すること。
すでにatopy性皮膚炎では、血清TARCの保険適応もあったようで知りませんでした。ケモカインと間質性肺炎の関係には、血管新生阻害薬のベストマネージメント(金原出版 2011年)に少し書いていたのですが、TARC(CCL17)は恥ずかしながら知りませんでした。血清TARCはAcute Eosinophilic Pneumonia(CHEST 2007)、Usual Interstitial Pneumonia (Thorax 2008)で上昇しているという報告がありました。ただ、IPF患者のBAL中のTARCは変化なかったようです(Archives of Medical Research 2008)。ILDを合併したDermatomyositisの患者さんでは、血清TARCはSP-DやKL-6よりも早期に上昇しており、早期のILDの発見に有用とのことです(Journal of Dermatological Science 2010)。間質性肺炎は難しいですね。

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