先週は小坂先生が「Pembrolizumab for the treatment of disease relapse after allogeneic hematopoietic stem cell transplantation. Blood Adv. 2023 Mar 28;7(6):963-970」を抄読しました。同種造血細胞移植後のGVHDとPD-1阻害薬による免疫関連有害事象(irAE)は似ていると言われてます。AML8人、MDS1人、ホジキンリンパ腫1人、DLBCL2人の計12人の同種幹細胞移植後の再発に対するペムブロリズマブ単剤の効果と有害事象を前向きに見た試験でした。3人がgrade 3/4のirAE(肺炎2人、甲状腺機能低下1人)で、GVHDの再燃はなかったです。完全奏効はDLBCLとホジキンの2人で、いずれもペムブロリズマブ単剤前の組織でPD-L1の発現亢進があり、耐性時の組織ではHLA発現低下やEZH2変異が認められました。同種造血幹細胞移植後の血液腫瘍に対してペムブロリズマブのirAEは許容範囲ではありますが、有効性という点では物足りない感じがします。
同種造血幹細胞移植後のICI
2023年7月31日

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